アンテロープキャニオンは、水と風の浸食によって何万年もの月日をかけて削り込んでできた洞窟のような峡谷です。峡谷はナバホ族居留地にあるため直接訪れることはできず、ページの町から出る指定されたツアーで出かけます。ページの町からキャニオン入口まで、ジープに揺れること約10分。入口から岩と岩の狭間に入り込み奥へ進むと、側面の岩壁には水の流れでできた縞模様が見て取れます。これもアンテロープの美のポイントその一。しかし何よりも必見なのは、上部岩の隙間から差し込む太陽光と、その光の中に浮かび上がる鮮やかな岩の色彩が織り成す自然のコラボレーション。
カタログや雑誌でここの写真は見たことがあるでしょう?私も、あれらはプロのカメラマンが高度な機材を抱えて時間を掛けてやっと撮影できるものなのだと思い込んでいました。ところがどっこい!素人のデジカメでも素晴らしい写真がちゃんと撮れるのです!上の素人写真が紛れもない証拠です。目の前の光景に感嘆し、またその記憶をそのまま写真にも残しておけること、これは感動でした。写真好きな方はもちろん、日本にはない自然の美しさ、偉大さを体験したい方、ぜひこの夏はアンテロープへお出かけください。絶対お勧めです!
★ただし、一つご注意。峡谷の中は砂が飛び交い、ちょっと油断すると涙でボロボロになります。サングラス、あるいはゴーグルをご持参くださいね!(私はまぶたがポンポンにはれあがるほど涙しました。感涙とは別に。)